下絵の具と釉薬
天目はエッジのところの釉が薄くかかり、濃淡で形が強調される
口元の下絵具(鬼板)が効果的です
斑点白化粧の表情に雰囲気があります
練り込みも釉薬の違いで、雰囲気が変わります。
ハンコ模様を呉須で強調しています。こちらも白唐津の特徴をよく理解された作品です
白唐津は、ハンコ模様が目立ちにくいのですが、ハッキリとした模様が却って落ち着いた表情にもなります。
天目釉はセサミ系土以外、土を変えても表情は変わりません
底面が平らで広い器は、反りが出やすいので、チョット気遣いポイントがあります。 粘土に均一な力をかけ、しっかり伸ばす。圧力ポイント❗️ 透明釉の場合、3号透明釉を選択。釉薬ポイント❗️ 器をよく見ていただくと、オレンジ色に薄く発色している部分があります。御本と言って、萩焼などに良く見られます。
この釉薬は、ムラに釉掛けすることによって、特徴が出ます。薄いとやや焦げた雰囲気になります。山土でも同じような表情になりますが、薄赤土に比べて少し濃いめに釉掛けをしてください。
伊羅保釉の還元の発色ですが、鉄分の多い山土の方がやや緑味が濃くなるかと思います。釉薬を濃く掛けると、条痕が出ることも特徴です。
内側は薄く釉薬をかけて汚れ防止をしています。
四角タイプは、長辺35cmの板作りです。教室の板作りではこの辺りが限界です。 大物作品の釉掛けは、流し掛け又は、コンプレッサーの吹き付けとなります。形や釉薬の特性により、方法を選びます。 伊羅保釉は条痕も特徴なので、流し掛けが良く合います。